ネットやめろ症候群

サブカル末期メンヘラ芸術家気取りクソスチーマーのポメ野郎

「Chuchel」に起きた変化とその後。

アウトプットする意識がなくなってました。
久々に文章を書きます。複雑な題について書きますので、もし無礼や変なこと書いてたらTwitterとかコメントで指摘ください。うんぬんかんぬん。

今日お話するのはAmanita Design発「CHUCHEL」 

AmanitaDesignという、手描きが特徴的、主にポイントアンドクリックのゲームを制作している、大好きなインディーズゲーム開発です。

 

読み方はチュチェル。
毛むくじゃらとか、ほこりとか、毛玉とか。
そういう意味の単語だった記憶があります。
また、開発者は、愛犬の毛玉などからインスピレーションを得たと述べています。

「黒い毛玉、口や帽子などオレンジ」のカラー。

まっくろくろすけみたいで可愛い、

やんちゃでどこか憎めないキャラクターとして国を問わず、今作も好評でした。

私も発売当日に買ってプレイして、とっても期待以上のワクワクとドキドキを届けてくれました。動き回る絵本の中を見せてくれたような、冒険の世界です。
ゲーム内に過去作品(マシナリウム、サモロストetc...)とコラボしているイラストもあり、ファンサービスも手厚い。

 

ところが12月。突然、カラー変更のニュース

※一応Steam版は日本語に翻訳されています。

記事内容をおおまかにまとめると
このキャラクターは黒人差別に繋がる。
アメリカでの黒人扮装「blackface」に似ている
等の意見が寄せられました。
そして希望に答えるべく、カラー変更に至りました。

元のデザインに気分を害した人々に心からお詫び申し上げると共に、人種差別や他のいかなる形態の憎悪犯罪にも関連したゲームやキャラクターを望んでいません。

との発表をしています。

上の該当記事を見るとわかりますが、このニュースを良いと言う人も、悲しみ嘆きをする人もいます。はっきり賛否が出ています。
正直私もどういう気持ちになったらいいかわからず、パニックのあまり、安定する薬や睡眠剤を飲む程度に苦しみました。

 

この開発者は平和を望んでいる、誰かを傷つけるなんて考えを持っていない、そんな事はゲーム作品をプレイした人にははっきり伝わっているじゃないか、チュチェルは何も悪いことしてないのに、キャラクターに罪は無いんだ、とか。

でも、開発の方々もこの決断を下すのは非常に苦しかったのではないか。発売から約半年に発表されたこの期間、かなりの葛藤をしたのではないか。全部憶測でしかありませんが、開発は他ゲームやメディアの発言からもわかる、自社のキャラクター愛に溢れる方々でした。

デザインは全て一新され、新カラーのぬいぐるみも発売されました。
DiscordやSNSでは、賛否が相次ぎ、今もなお嘆く人がいます。更には、このオレンジ色はチュチェルではない、という否定する方もいます。
もうこの開発のゲームは買わない、等と言った開発をバッシングする意見も見受けられ、非常に心が痛い状況です。

 

そして3月7日。発売から一周年が経ちました。

steamcommunity.com

公式アナウンスでは、お誕生日の言葉と、
改めて自己紹介をするビデオがアップされました。

 「チュチェルにとって、本当のアイデンティティー、

それについて疑問を持った人は、このビデオを見てください」

記事にはそう書いてありました。

 

私の憶測ですが、これは今一度、

チュチェルを受け入れて欲しい
という願いがあるのではないか、

彼自身は変わらず生きているのだから
その姿を見て欲しいのだと。

そう、思いました。

本当に本当に、全部憶測なのですが。
混乱したこともありましたが、私は今のチュチェルも最高に大好きです。

 

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お誕生日おめでとう、チュチェル!

そして、たくさんの考え、行いをしたAmanitaDesignの皆様、ありがとう。
キャラクターを大事にする行いは本当に美しいです。

これからも応援しています。

 

(私信)しかし、黒いチュチェルくんのぬいぐるみ、
それを買い逃したことは、私は一生悔やむでしょう。
みんなはチャンスがある時、掴み忘れないでくださいね!!!
何事にも言えます。